ワックスでハゲるのは本当なのか調査
「ワックスを使いすぎるとハゲるよ」という話を聞いたことはありませんか?毎日ワックスで整髪している方だと、思わずドキッとしてしまいますね。本当にワックスは髪がハゲる原因になるのでしょうか?ワックスなどの整髪料が髪に与える影響について検証していきます。
また、ワックスを使うのが必須という方におすすめしたい、髪への負担を減らすコツもあわせてご紹介します。
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ワックスを使うとハゲるとされている理由
ワックスを使うとハゲるとされている理由については、3点挙げることができます。
界面活性剤が髪や頭皮の脂をとりすぎる
まず1つめは、ワックスなど多くの整髪料に使われている「界面活性剤」という成分です。この成分は、たんぱく質を変える働きを持つことが分かっています。
髪を構成しているのがたんぱく質ですので、それが失われると髪の質が悪くなってしまう可能性があります。髪の毛そのものが弱くなってしまったり、1本1本が細くなったりすると、それだけ薄毛につながる可能性も高くなってきます。
また、髪の毛がダメージを受け、ハリやコシ、ボリュームなどが失われると、見た目にも影響が及んできます。それを気にして、失われた髪の質を補うためにワックスなどの整髪料を使う機会が増えると、髪はさらにダメージを受けることになってしまいます。
毛穴がつまる
2つめは、ワックスが頭皮の毛穴を詰まらせる場合があるということです。ワックスを使用していると、髪の毛だけでなく頭皮についてしまうことがあります。長時間その状態にしておくと、毛穴の詰まりを引き起こしてしまう可能性があります。
また、頭皮に直接、整髪料がつかなくても、ワックスなどを髪の毛に使用して生活する中で、無意識のうちに髪にほこりなどの汚れが付着しやすくなります。その汚れが頭皮の毛穴をふさいでしまうと、髪にとって良くありません。
洗いすぎて頭皮にダメージを与えてしまう
3つめは、ワックスなどの整髪料を使うことによって、シャンプーの時にそれをしっかり落とそうと一生懸命になるあまり、洗いすぎてしまう場合があるということです。頭皮の汚れをしっかり落とすことは髪が抜けるのを防ぐためにも重要です。
しかし、過度に洗ってしまうと、頭皮の乾燥を招いてしまうことがあります。さらに、頭皮から必要な皮脂が奪われてしまった結果、それを補うために皮脂分泌の働きがより強まる可能性もあります。このことも髪や頭皮にとって良いことではないでしょう。
髪への負担を少なくするワックスの使い方
ワックスなどの整髪剤が、髪に悪影響を与える可能性があるとはいうものの、毎日の生活の中でワックスを使わないわけにはいかないという場合もあるでしょう。そういう場合には、ワックスの使い方を見直し、髪や頭皮になるべく負担にならないような方法で使うように心がけましょう。
1度に使うワックスの量を考える
まず問題となるのが、1回に使うワックスの量です。もちろんつけ過ぎは良くないので、適量を使うということがポイントになるのですが、どの程度が適量なのか分からないという方も多いのではないでしょうか。髪の長さや髪質、ワックスの種類によっても、使用量には個人差が出てくる可能性があります。そのような理由から、髪を切ってもらっている美容師などに相談してみるのもいいかもしれません。
頭皮に直接つけないようにする
次にポイントとなるのが、ワックスを頭皮につけないようにすることです。ワックスには油分が含まれていますので、頭皮の毛穴をふさいでしまう可能性がある他、頭皮のべたつきの原因になって洗いすぎにつながってしまうことも考えられます。ワックスは髪の表面、特に髪の先を中心につけるようにし、頭皮に整髪料がついた状態が長時間続かないようにしましょう。
負担の軽減には正しいシャンプーも大事
その他には、正しくシャンプーできているかの見直しも大切です。特にワックスを使った日は、その成分が髪に残ったままにならないように丁寧に洗うことがポイントです。その際にも、洗いすぎには十分気をつけるようにしましょう。朝の整髪でワックスを使い、帰宅してワックスをつけている必要がなくなったら、なるべく早く洗い流すように心がけましょう。
頭皮に優しくワックスを落とすシャンプー方法
ワックスを使った場合には、その成分が残らないように、きちんとシャンプーで洗い流すことが大切です。ただ、洗いすぎは禁物です。洗いすぎず優しく汚れを落とすために重要なのは、シャンプーを正しい方法で行うことです。ぜひシャンプーの仕方をこの機会に再確認してみましょう。
シャンプー前には事前準備
お風呂場に入ると、いきなりシャンプーを手に取って洗いはじめてはいないでしょうか?シャンプーは、頭皮の汚れを落とすことを中心に行いますので、取り除ける汚れはあらかじめ落としておくようにすることがポイントです。そのために、まずはシャンプー前のブラッシングと素洗いを習慣づけるようにしてみましょう。
ブラッシングと素洗いで丁寧に洗う
ブラッシングを丁寧に行うと、頭についた汚れを浮き上がらせることができたり、髪についたほこりを取り除けたりします。また、素洗いとは、38度くらいのぬるめのお湯で、シャンプー前の頭皮や髪を丁寧にすすぐことを指します。素洗いによって、髪の毛の汚れはだいぶ落とすことができるので、しっかり行うようにしましょう。
シャンプーのコツはマッサージ
ブラッシングと素洗いの後は、シャンプーを手に取って、軽く泡立ててから頭を洗っていきます。シャンプーの際に意識したいのは、指の腹を使って優しく丁寧に頭皮を洗っていくということです。
マッサージをするイメージで行うといいでしょう。シャンプーで頭皮の汚れを落とせたら、ぬるま湯ですすいでいきます。このすすぐ作業をあまり重要視せず、短時間で終わらせている場合には、早速今日から見直していきましょう。
しっかり洗い流すことだ大事!
すすぎはシャンプーで洗うのと同じくらい大切なものです。せっかく汚れを落としても、シャンプーの成分が残っていたのでは頭皮によくありません。シャンプーで洗う時と同じくらいたっぷりと時間をかけて、すすいでいくようにしましょう。
プラスで覚えておきたいシャンプーのコツ
先ほど、基本となるシャンプーの方法をご紹介しました。ワックスを日常的に使っている場合には、これに加えて覚えておきたいシャンプーのコツがあります。ワックスには油が含まれていますので、素洗いだけでは十分に汚れが落としきれず、シャンプーの泡立ちが悪くなってしまう場合があります。
リンスやトリートメントを使用する!
シャンプーの泡立ちが悪い時には、リンスやトリートメントを活用してみましょう。普段、リンスやトリートメントは、シャンプーの後に使うものですが、これをシャンプー前の素洗いした髪に使うという方法です。リンスやトリートメントに含まれている油が、ワックスを落とすのに役立つ効果が期待できます。
使ったリンスやトリートメントはしっかり洗い流し、後は普通にシャンプーをしていくだけという手軽な方法です。 2度洗いをすることでワックスを落とすという方法や、ワックスを使った髪専用のシャンプーを活用するという方法もあります。
しかしやり方を間違えたり自分に合っていないものを使ったりすると、場合によってはそれが洗いすぎにつながってしまう可能性もありますので、慎重に行うことが大切です。2度洗いをする場合には、1度目はワックスを軽く落とすだけにとどめることがポイントです。また、ワックスを落とすために作られたシャンプーは、洗浄力が強いことが多いですので、使う前には、自分の頭皮に合っているかどうか確かめることをおすすめします。
頭皮を意識したワックスの使い方を考える!
ワックスは、その成分や使い方によって髪に悪影響を与える可能性があるということと、ワックスを使う場合は、髪の負担にならない使い方をするという認識が大切です。また、シャンプーは正しい方法で行い、髪や頭皮の汚れをきちんと落とすことを意識しましょう。
適当にしていると、後悔することになるので毎日のケアが大事
日常で使わない日がないぐらい頻繁に使うヘアワックス。使い方や落とし方に気をつけていないと、知らず知らずのうちに髪や頭皮に余計な負担をかけてハゲる要素を増やしてしまう可能性があります。スタイリングの仕方やシャンプー方法の見直しを積極的に行って頭皮環境を整えましょう。